歯ぎしり・くいしばりはなぜ起こる?その原因やセルフチェック法、治療法について - 歯に関するアドバイス

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歯に関するアドバイス

2018/09/03
歯ぎしり・くいしばりはなぜ起こる?その原因やセルフチェック法、治療法について

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「歯ぎしりがうるさい!」と家族から言われ、しかし自分ではどうすることもできず悩んでいる方も多いでしょう。反対に誰からも指摘されず、自分でも気づかないまま歯ぎしりやくいしばりを続けているという方も実は少なくありません。

歯ぎしり・くいしばりは周囲の迷惑のみならず、自身の歯や歯ぐき、顎の関節に大きな負担をかけ、様々なトラブルを引き起こす要因となります。そこで今回は、歯ぎしりやくいしばりの原因やセルフチェック法、治療法などについてご紹介していきたいと思います。

 

 

歯ぎしり・くいしばりは「ストレス」が原因だった!?

歯ぎしりやくいしばりは口腔習癖(クセ)の1つで、専門的には「ブラキシズム」と呼ばれています。ブラキシズムの原因については様々な研究が続けられていますが、いまだ明確になっていないのが実状です。

かつては「歯ぎしりは噛み合わせが原因」といわれていた時期もありますが、近年は歯ぎしりと噛み合わせに関連性はないことが明らかとなっています。

ではブラキシズムが発生するのはなぜか。それは脳に起こる異常な興奮が原因ではないかと考えられています。何らかの要因で脳が一時的に興奮し、それが筋肉を刺激して顎を無意識に動かしてしまう、これがブラキシズムの正体です。

その脳を興奮させる要因の1つに「ストレス」があります。疲労が重なることによる肉体的ストレスや、心理的な負担による精神的ストレスなどが脳を不規則に興奮させ、それがブラキシズムを発生させるというのが現在最も有力な説となっています。

ただ脳を興奮させるはストレスだけでなく、性格や遺伝、飲酒、喫煙、病気などの複数の因子が関わっていると考えられています。

こんな症状に要注意!歯ぎしり・くいしばりのセルフチェック

歯ぎしりやくいしばりは人から指摘されないかぎり、なかなか自分では気づきにくいものです。そこでいくつかのチェック項目を以下に示しますので、ご自身に当てはまるものはないか参考にしてください。

  • 歯が同年代の人と比べて、大きくすり減っている
  • 歯ぐきに近い部分の歯が、えぐれるように欠けている
  • 歯科で入れた詰め物が、何の理由もなく頻繁にはずれる
  • 下の顎の内側に、硬いコブのようなもの(骨隆起)がある
  • 頬や舌に、咬んだようなあとがついている
  • 朝、目が覚めると顎がだるい
  • 頬のあたりの筋肉が太い(エラ張り顔)
  • 原因不明の肩こりや頭痛に悩まされている

 

歯ぎしりやくいしばりを放っておくとどうなるの?

セルフチェックの項目にもあるように、歯ぎしりやくいしばりで注意しておきたいのが、歯が受けるダメージです。歯がすり減ると噛み合わせのバランスも悪くなるため、「顎が開きにくい」「顎の関節が痛い」といった顎関節の症状を引き起こすことも。また歯が欠けてしまうことで、「歯がしみる」といった知覚過敏症状も強くなります。

また歯ぎしりやくしばりによる負荷は思いのほか大きく、歯を支えている骨(歯槽骨)にも影響を及ぼします。特に歯周病の場合、歯ぎしりやくいしばりをしていると病状が悪化しやすくなります。

さらに歯ぎしりやくいしばりは顎の周りの筋肉を緊張させ、その緊張が首や肩の筋肉にも波及していきます。慢性的な肩や首の凝り、原因不明の頭痛などの原因になるため注意が必要です。

歯ぎしり対策には、就寝中のマウスピース装着がおすすめ

歯ぎしりのメカニズムは少しずつ解明されてきているものの、いまだ不明な点も多いため明確な治療法が確立されていません。したがって歯ぎしりに関してはそれ自体を治すというよりも、歯ぎしりによる他への影響を最小限に抑えることに重点をおきます。

歯ぎしり対策で代表的なのがマウスピース治療です。プラスチックのマウスピースを作製し、それを寝ている間だけ上の歯に装着します。マウスピースには歯ぎしりから歯を守る働きがあるほか、顎への負担を軽減させる効果も期待できます。歯ぎしり用のマウスピースは保険が適応できるため、気になる方は歯科医院で一度相談してみましょう。

くいしばりには「自己暗示法」を試してみる

日中のくいしばりの多くが無意識におこなわれ、それが「クセ」になっている方も少なくありません。

ご自身がくいしばりをしているという自覚のある方は、普段からそこへ意識が向くような対策を考えます。例えば目立つ場所に「くいしばり禁止」というような張り紙をするのもよいでしょう。女性であればアクセサリーなどでマーキングし、それを目にするたびに意識するのもアイデアの1つです。

また無意識なくいしばりや噛みしめには自己暗示法もおすすめです。出勤中に「上下の歯は合わせない」「くいしばりをしない」など自分自身に暗示をかけてみましょう。歯ぎしりのある方も、寝る前に「リラックスして寝る。歯と歯は噛み合わせない」と暗示をかけてみると、効果を発揮します。

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