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歯に関するアドバイス

2020/02/06

子どもの歯について知っていますか?

小児の虫歯

子供の歯について

こんにちは!

熊谷市の歯医者ヒデ歯科クリニックです。

乳歯が生え始める時期や永久歯に生え変わる時期、そのほか子どもの歯について正確な知識をお持ちのパパやママは意外と少ないようです。自分の子供時代を思い返しても、“いつの間にか永久歯に生え変わっていた”という印象しかない方も多いのではないでしょうか。

今回は、子どもの歯についてしっかり押さえておきたいポイントをご説明します。

 

乳歯について

乳歯が生え始める時期は生後6~9ヶ月頃です。まず前歯が生えて、次第に奥歯も生え揃っていきます。2歳6ヶ月を迎えるころには、すべての乳歯(20本)が生え揃います。

 

「1歳を過ぎたのに乳歯が生えてこない」「3歳6ヶ月を過ぎても乳歯が生え揃わない」

このような場合は、先天的なトラブルも考えられますので、念のために歯科医院を受診されることをお勧めします。

 

 

乳歯から永久歯に生え変わる時期は?

そもそも、子どもの歯はなぜ乳歯から永久歯に生え変わるのでしょうか?

それは、あごの発達と歯の大きさが関係しています。子どもが成長するにつれて、歯を支えるあごの骨は大きくなりますが、一方で乳歯の大きさは変わりません。そのままでは、あごと歯の大きさのバランスが崩れてしまいますので、乳歯に代わり永久歯が生える仕組みになっています。

 

実は、生後3ヶ月頃からすでに永久歯の成長は始まっています。永久歯が歯茎のなかで十分な大きさに育つと、乳歯の根っこの組織を壊す細胞があらわれます。

その細胞によって乳歯の根が溶け始め、歯根が短くなって、やがて乳歯は自然に抜けていきます。

 

永久歯が生え始めてから、すべて生え揃うまでにかかる時間は個人差が大きく、一般的には6歳くらいから12,13歳くらいまでの間になります。

 

乳歯が抜け始める時期が早い子どもの場合

なかには、4歳を過ぎたあたりから乳歯が抜け始めるお子さんがいます。平均から比べるとかなり早いと言えるでしょう。あまり神経質になる必要はありませんが、なかには病気の影響で乳歯の抜ける時期が早まる場合があります。

 

4,5歳で乳歯が次々にぐらぐらし始めたときは、1度歯科医師の診察を受けたほうが安心です。

 

また、乳歯が抜けた後になかなか永久歯が生えてこない、歯並びが乱れている、虫歯かもしれないなど、気になることがある場合は早めに受診しましょう。

 

乳歯はどの歯から抜けていくのか?

乳歯が抜ける順番については、研究者の間でも意見が別れるところです。

 

多く見られるのは、まず下の前歯(乳中切歯)が2本抜けてから、次に上の前歯2本が抜けるパターンです。小学校の入学前に乳歯が抜け始めるお子さんが多いですが、個人差がありますので乳歯がなかなか抜けないからといって過剰に心配する必要はありません。

 

前歯が抜けたあとは、奥歯へ向かって下の歯から上の歯と抜けていき、乳犬歯→第一乳臼歯→第二乳臼歯の順番で抜けるのが一般的です。

 

乳歯と永久歯の違いについて

乳歯と永久歯とではどのような違いがあるのでしょうか?まず、大きな違いとして、永久歯よりも乳歯のほうが強度がはるかに劣ることが挙げられます。虫歯にならないように毎日のケアをより丁寧に行ってください。

 

乳歯は白く透明度が高いです。永久歯はやや黄色がかっています。

 

大きさ・本数

乳歯の本数は20本で、乳幼児のあごのサイズに合うように永久歯に比べると本数は少なく、歯の大きさは小さめです。

永久歯は全部で28本ありますが、親知らずが生えている人の場合は最大で32本になります。

 

歯質

乳歯は、歯の表面を保護する役目を担うエナメル質や歯の内側に存在する象牙質が薄いため、永久歯に比べると虫歯の進行が早くなります。

 

 

 

いずれ抜ける乳歯は虫歯になっても大丈夫?歯並びへの影響は?

 

乳歯はいずれ抜けるため虫歯になっても大丈夫だろうと考える方がいます。

しかし、乳歯の生え方は永久歯に大きな影響を与えます。いわば、永久歯の道しるべとなる重要な役割を担っているのが乳歯です。もしも、虫歯を放置して乳歯を抜歯せざるを得ない事態になったら、永久歯はどこに生えて良いか分からず結果として歯並びに悪影響を及ぼしかねません。

 

歯並びが乱れると歯ブラシが隅々まで届きにくくなり、虫歯のリスクが高まってしまいます。乳歯の虫歯は永久歯の虫歯へとつながりやすく、負の連鎖を起こす可能性が大です。

 

また、歯並びの乱れは噛み合わせの悪さや話しづらさ、咀嚼力の低下といった様々なトラブルを引き起こしがちです。

 

乳歯の虫歯を軽く考えてしまうと、お子さんが成人した後のお口の健康にまで悪影響を与えてしまいます。乳歯が虫歯にならないようにケアをし、もしなってしまった場合は早期治療を心がけてください。

 

乳歯を大切にして子どもの歯の健康を守る

特に初めてのお子さんの場合、他のお子さんと比べて我が子の乳歯が生え変わる時期や順番を気にしがちですが、あまり神経質にならず温かく見守ってあげてください。

 

乳歯は永久歯に比べると歯質が弱くデリケートです。食事やおやつのあとは歯磨きをする習慣をつけさせ、お子さんがまだひとりで上手に歯ブラシを扱えない時期は、仕上げ磨きを欠かさず行いましょう。

 

歯の健康寿命を延ばすためには、まずは乳歯を大切にするという意識が欠かせません。

お子さんの将来の歯の健康を守るために、今できることをパパやママがサポートしてあげてくださいね。

 

 

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