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歯に関するアドバイス

2020/02/20

歯の周辺が原因で起こる痛み

歯茎の痛み

歯の周りが痛い原因は??

お口の中に痛みを感じると、例えば虫歯など歯そのものに問題があると思われがちですが、実は歯の周囲の疾患が痛みの原因となっている場合があります。

今回は、歯の周囲のトラブルが原因で起こる痛みについて、対処法も交えながらご説明します。

 

 

歯周組織の疾患について

歯そのものが痛む場合と比べると、歯周組織(歯の周囲)が原因の痛みは特定しやすいです。

歯肉や歯根膜、歯槽骨といった歯周組織が細菌に感染し、急な炎症を起こして痛みを感じるケースが一般的です。

 

痛みを引き起こす疾患としては主に2つあり、1つめは歯髄(歯の神経)が細菌に感染した結果、歯髄が死んでしまい,さらに歯根の先端にまで炎症が広がる「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」と呼ばれる病気です。

2つめは、歯周病が進行して歯周ポケットが大きくなった結果、歯の周辺に細菌が入り込み炎症を起こす「辺縁性歯周炎(へんえんせいししゅうえん)」と呼ばれる病気です。

 

この2つの疾患は痛みの感覚や、痛みを感じやすい状況などはよく似ているものの、全く異なる病気ですので治療方法や対処方法も当然違ってきます。

 

根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)

 

根尖性歯周炎は、慢性期にはほとんど症状はないか、あっても軽度の違和感を覚える程度です。ところが、急激に悪化すると苦痛を感じるほどの痛みに襲われます。この痛みは、「噛む」行為によってますます悪化し、さらに症状が進行すると患部に軽く触れただけでも激しい痛みを感じるようになります。

また、患者さんによっては、根尖性歯周炎の痛みの前に、まず歯髄炎による激しい痛みに襲われる方もいます。歯髄炎の痛みが治まった後は、軽い痛みが続きます。

根尖性歯周炎の場合は、トラブルを起こしている歯を患者さん本人が正確に判断できます。また、根尖性歯周炎に罹っている患者さんの半数近くが、あごの骨の痛みを訴えます。

 

トラブルを抱えている歯は、軽く叩くとすぐに特定できます。その歯を押すと痛みを感じるのは、歯根の先の粘膜が炎症を起こしているためです。一般的には、この時点で歯髄(歯の神経)は死んでおり、温度変化や電気による刺激には反応しません。

しかし、痛みの原因が歯の内部の炎症によるものなのか、急性の根尖性歯周炎なのかを判断することは難しく、これらの炎症が同時に起こることも珍しくありません。

歯茎から膿が出るくらい重症化すると、顔が腫れたり発熱したりすることもあります。

 

根尖性歯周炎が原因で痛みが起きている場合は、歯髄のあった根管が細菌感染している場合が多いです。そのため、まずは細菌を除去する処置を行う必要があります。治療では、死んでしまった歯髄を取り除き、空洞になった部分を徹底的に清掃します。噛み合う歯が患部に当たらないような処置も、痛みの軽減には効果的です。

腫れや発熱、悪寒などの症状があれば、抗菌剤を投与します。根尖の周囲にできた膿の袋の内側からの圧力が原因で痛みが起こっているときは、切開して膿を出します。この治療により、痛みは1~2日で改善します。

 

 

辺縁性歯周炎(へんえいせいししゅうえん)

 

辺縁性歯周炎と急性期の根尖性歯周炎の痛みはよく似ています。

苦痛を感じるほどの痛みが続き、噛むとさらに痛みは増します。歯肉の腫れや赤みが肉眼でも確認でき、根尖性歯周炎と比べると歯肉に近い位置に病変が見られます。

 

患部の歯を軽く叩くと痛みが起きたり、ぐらぐらと揺れたりする場合もあります。さらに症状が進行して重症化すると、腫れや発熱、悪寒などが見られるケースもあります。

歯と歯茎の間には深い溝(歯周ポケット)ができており、歯周ポケットが現在どのような状態なのかを調べる必要があります。

 

歯周ポケットから膿が排出されれば、痛みは改善されます。この時点では、歯髄は生きていることが多く、温度変化や電気による刺激に正常に反応します。

患者さんによっては知覚過敏になる方もいますし、辺縁性歯周炎が引き金となって歯髄炎に罹るケースもあります。歯周ポケットから膿が排出されなくなると膿の袋は大きくなっていき、骨の奥深くまで歯周ポケットができている場合は,歯根に病変が起きていることと関係しています。

 

辺縁性歯周炎の治療は、洗浄や消毒ととともに、歯周ポケットに溜まった膿を掻き出す処置を行います。患部と噛み合う歯を調整し、患部に触れないようにすると痛みは軽減されます。腫れや発熱、悪寒などの症状がある場合は、抗菌剤を投与します。歯周ポケットから膿みが排出されない場合は、切開によって膿を取り除く治療が有効です。

一般的には、治療をしてから24時間以内に痛みは治まります。

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