小児矯正
当院の小児矯正の特徴

小児矯正は、成長段階で歯並びや顎のバランスを整える治療です。早い段階で治療を開始することで、将来的な矯正の負担を軽減できることが特徴です。当院では、お子様の成長期に治療を行う事を第一に考えています。
当院の小児矯正治療のポイント
- 抜歯をしません!
- ブラケットを使いません!
- 保定装置を使いません!
歯並びを悪くした原因そのものをとり除く矯正治療となります。正しい舌の位置、間違った筋肉の使い方の改善、正しい呼吸の仕方を身につけます。
原因をとり除くので、矯正終了後も後戻りすることはありません。筋肉が変わっていくので顔立ちも変わっていきます。また、鼻呼吸を身につけることで健康的で強い身体を獲得することができます。
ブラケット治療との違い
ブラケット治療は歯を並べるもの。ヒデ歯科のトレーナー治療は歯並びを悪くする原因を防ぐ治療です。
ブラケット治療とは…
歯の1本1本に金具を付け、針投げを通して、力を加えて歯を並べる矯正治療を指します。歯が並ぶスペースがない場合は歯を抜いてスペースを確保することもあります。
また歯並びを悪くした原因を治していないお子様の治療はきれいに並んだ後も再び乱れてしまうことがあります。後戻りがおきないようにその後にリテーナーという保定装置を一生必要とします。
ヒデ歯科のトレーナー治療とは…
歯並びを悪くした原因そのものをとり除く矯正治療となります。正しい舌の位置、間違った筋肉の使い方の改善、正しい呼吸の仕方を身につけます。
原因をとり除くので、矯正終了後も後戻りすることはありません。筋肉が変わっていくので顔立ちも変わっていきます。また、鼻呼吸を身につけることで健康的で強い身体を獲得することができます。
小児矯正を開始するのに
適した年齢

当院の小児矯正は第一期治療になります。6歳から8歳までに治療を始めることが出来れば、最も効果的に、歯並びを悪くさせている原因である口呼吸・舌低位・逆嚥下・姿勢を改善させ、顎を正常に発育させていくことが出来ます。
9歳、10歳でも治療を始めることも出来る場合が多くありますが、顎の発育状態により変わりますので、一度、歯並びのご相談ください。
- 第一期治療(6〜10歳)
- 顎の成長を利用し、歯並びの土台を整える治療を行います。
- 第二期治療(11歳〜成人)
- 永久歯が生え揃った後の仕上げの矯正治療を行います。
小児矯正の必要性
- 歯並びの悪化を未然に防ぐ
- 顎の成長をコントロールし、バランスの取れた噛み合わせを作る
- 発音や咀嚼機能の向上
- 将来的な抜歯矯正のリスクを軽減
よくない噛み合わせに共通するのは、歯や顎が本来持っている機能を十分に生かせなくなる点です。近年では口内の状態が全身の健康に関わると言われ、口内機能の低下が全身の慢性疾患につながる可能性もあります。小児矯正は成長期に顔全体の形を整えるという役割も担っています。
お子様の歯並びや顔つきが
気になりますか?

下記のような症状であればまずはお気軽にご相談ください。
- 出っ歯
- 受け口
- 上下の歯が前に突き出ている
- 口を閉じても隙間があいている
- 上の歯が下の歯に深くかぶさってしまっている
- 上下の歯の噛み合わせが部分的に反対になっている
- 八重歯
ヒデ歯科クリニックでは、お子様の成長に合わせて矯正治療のアドバイスをしています。
それはなぜか?
年齢を重ねてしまうと治療をできる時期を逃してしまうこともあるからです。過去に戻れないことを前提とするのであれば、アドバイスを受けるベストタイミングは常に“今”なのです。今から始めればその治療は大人になって何十万も支払わなくても、数万円程度で治せるかもしれません。
子供のうちは顎や歯が動かしやすく、歯科矯正を始めるにはうってつけの時期です。より良い選択ができるよう、お子様と歯の健康の大切さについて話す時間を作ってはいかがでしょうか。
小児矯正の
メリット・デメリット

メリット
- 顎の成長を利用できるため、
歯を抜かずに矯正できる可能性が高い子供の成長期に矯正を行うことで、顎の発育をコントロールしながら歯並びを整えることが可能です。成長を利用して歯が正しい位置に並ぶよう誘導するため、大人の矯正に比べて抜歯のリスクが低くなります。
また、顎のバランスを整えることで、将来的な噛み合わせのトラブルを予防できます。 - 将来的な矯正治療の負担を軽減できる子供のうちに適切な矯正を行うことで、成長とともに自然に歯並びが改善されるため、大人になってからの本格的な矯正の必要性が低くなることがあります。
例えば、小児矯正を行うことで歯列が広がり、永久歯が正しい位置に生えやすくなるため、ワイヤー矯正や抜歯を伴う治療の負担を減らせます。 - 噛み合わせの改善により、
食事や発音がスムーズになる歯並びが悪いと、食事の際に噛みづらさや消化不良を引き起こすことがあります。矯正治療を行うことで、しっかりと食べ物を噛めるようになり、消化を助ける効果も期待できます。
また、歯並びや舌の動きが改善されることで、発音が明瞭になり、言葉の発達をサポートすることにもつながります。
デメリット
- 長期間の治療になることがある小児矯正は顎の成長を活かしながら進めるため、治療期間が数年単位になることがあります。特に、第一段階(顎の成長誘導)と第二段階(永久歯の位置調整)の2段階に分けて治療を行う場合、トータルで5〜7年ほどかかることもあります。
ただし、適切な時期に始めることで、大人になってからの矯正期間を短縮できる可能性もあります。 - 協力度により治療期間や結果が異なる小児矯正では大人ではあまり使わない取り外しの装置が多くあります。取り外しの装置は、歯磨きや食事の際に外すためメリットも大きいですが指示したとおりに使って頂けないと期待する効果が出ずに治療期間が延長してしまいます。
- 適応期間が限られる上顎の成長は小学生低学年、下顎の成長は小学校高学年と顎の成長時期(ピーク)は限られているため、歯の生え変わりが終わっている方や、顎の成長が終わっている方への小児矯正は適応外です。
小児矯正の治療期間について

第一期治療の治療期間は、1〜3年程度となります。状態によって前後致しますので、下記を参考にしていただければと思います。
時間がかからないケース
①軽度の歯並びの乱れ
- 歯並びのズレや隙間が比較的小さい場合、矯正の移動距離が短いため、治療期間が短縮されます。
- 特に、前歯の軽度なガタつきやわずかなすきっ歯(空隙歯列)は、数か月~1年程度で改善されることがあります。
- 部分矯正が適応される場合もあり、全体矯正に比べて短期間で完了する可能性が高いです。
②顎の成長がスムーズで、
矯正の影響を受けやすい場合
- 子供の顎の成長が順調で、矯正治療による影響を受けやすいと、歯の移動がスムーズに進むため、治療が早く完了する可能性があります。
- 特に、6~12歳頃の成長期に矯正を開始すると、顎の成長をコントロールしながら歯を動かしやすいため、治療がスムーズに進むことが多いです。
③コンプライアンス(治療のルール)が
守られている場合
- 矯正装置(マウスピースや固定式装置)を指示通りに正しく使用できる患者様は、治療効果が出やすく、スムーズに進行します。
- 特にマウスピース矯正場合、1日の必要装着時間が推奨されており、これを守ることで治療が計画通り進みやすくなります。
- 定期的な通院や歯のクリーニングを怠らないことも、治療のスピードに影響します。
時間がかかるケース
①重度の歯並びの乱れ
- ガタガタの歯並び(叢生)、出っ歯(上顎前突)、受け口(下顎前突)、深い噛み合わせ(過蓋咬合)などの重度の不正咬合は、歯を大きく移動させる必要があるため、治療に時間がかかります。
- 歯の移動には限界があるため、無理に動かすと歯の根にダメージを与える可能性があり、安全に移動させるためにゆっくりと時間をかけて治療を進める必要があります。
②顎の成長に問題がある場合
- 顎の成長が不均衡な場合(下顎が小さすぎる・大きすぎるなど)、矯正治療だけでは改善が難しく、外科的矯正(手術を伴う矯正)が必要になるケースもあります。
- また、成長期の子供の場合、顎の成長が予測通りに進まないと、治療計画を変更する必要があり、結果として治療期間が延びることがあります。
③コンプライアンス(治療のルール)が
守られない場合
- 患者様が矯正装置を適切に使用しなかったり、通院を怠ったりすると、治療が計画通りに進まず、治療期間が長引くことがあります。
- 例えば、マウスピース矯正の場合、装着時間が短かったり、指示通りに交換しなかったりすると、歯の動きが遅れ、予定よりも治療期間が長くなる可能性があります。
- また、矯正中に歯を強く押し込む癖や、舌で歯を押す癖があると、矯正の効果が妨げられ、治療が長引くこともあります。
小児矯正の治療の流れ

- 初診相談・カウンセリング歯並びや噛み合わせの診断
- 精密検査レントゲン・口腔内スキャナーなど
- 治療計画の説明治療期間や方法のご案内
- 矯正装置の装着床矯正、拡大装置、マウスピースなど
- 定期的な調整約1ヶ月に1回
- 治療終了・保定装置の装着後戻りを防ぐためのリテーナー使用
小児矯正は、お子様の将来の歯並びを守るための大切な治療です。気になることがあれば、ぜひ一度ご相談ください。